はじめに
舗装にひび割れ等の破損が生じてきた場合、「いつ、どこを、どのように」補修するかが舗装の維持管理上の課題といえます。FWD舗装構造評価システムは、これらの課題を定量的な解析結果に基づき計画することができます。
弊社は、FWD舗装構造システムを搭載した試験車を保有しており、また、構造評価についてのノウハウも十分に備えています。
FWD舗装構造評価システムとは
舗装のたわみ量を測定することにより、舗装の残存価値を推定して、補修の要否、補修箇所の特定や補修工法の提案などを行うものです。
FWD(Falling Weight Deflectmeter)とは
直径30cmの載荷板に重錘を落下させ、その時に生じる舗装のたわみ形状を測定する装置のことです。
FWD調査により次のようなことが分かります
■ 路床のCBR
■ 既設舗装の残存等値換算厚
■ 舗装各層の弾性係数
■ 区間全体の構造的状況の把握、区間内の異常箇所の抽出
FWD調査によるたわみ縦断図の一例
FWD測定結果による補修工法選定フロー
補修工法選定には以下のような情報が必要となります
・舗装各層の厚さ(アスコン層、路盤層)
(不明の場合はFWD調査と同時に舗装構成調査が必要となります)
・舗装計画交通量等